1月のウエディングはやっぱり和装が似合う

お正月といえば?
私は、「おせち料理」が真っ先に思い浮かびます。
 
食いしん坊であることはもちろんなのですが、
祖母や母と一緒に料理の下ごしらえをしたことが
いい思い出として残っています。
 
未だに大変だけど…
おせちを準備してしまう
WEB担当の堤です。
銀杏の木の下で
大阪のお正月に欠かせない料理のひとつに
「にらみ鯛」というものがあります。
 
三が日の間は箸をつけません。
 
「三が日までの3日間、
見ているだけで食べられないからだよ」
と、母から教えられました。
 
おせち料理には、それぞれ由来や意味があります。
 
「重箱」は、めでたさを重ねるものです。
三段重が主流になりつつありますが、基本は四段重です。
 
一番上にくるものは「一の重」と言われ、
祝い肴(黒豆やごまめ、数の子、たたきごぼう)と
口取り(酒の肴になる甘い味付けの料理)が詰められます。
 
「二の重」には、焼き物が入ります。
縁起がいいといわれる海の幸が、中心になります。
代表的なものは、ブリや鯛、海老です。
大阪城公園での和装撮影
「三の重」には、煮物が入り、
山の幸が中心になります。
 
れんこん、八つ頭(里芋の一種)、里芋、
くわい、ごぼう、手綱こんにゃくなどです。
 
「与の重」は、酢の物や和え物が入ります。
数字の四を使わないのは、
忌み数字であるからだといわれています。
 
見た目にも綺麗で、豪華なおせちの品々には、
子孫繁栄や、邪気払いなどの意味合いが
込められています。
 
 
おせちと同様に、和装における結婚式の「食」にも
込められた意味があります。
 
優雅な和食を彩るのは、
素材と料理だけではありません。
 
「器」にも結婚を迎えた新郎新婦へ
おめでたい気持ちが込められています。
 
和食器には柄がついており、
ここにきちんと意味合いがあるのです。

「松竹梅」は有名ですが、
寒さに強くていつも緑が濃い松、
強くて真っ直ぐ伸びる竹、
寒さに耐え春を一番に迎える梅。
 
結婚式では、多くの方に見守られながら、
新郎新婦がいつまでも変わらず、
人生の辛い時も良い時も乗り越えて
ふたりで節目節目を迎えてもらいたい、
そんな意味合いでしょうか。
 
お祝いの和食として一般的にも広く知られているものは、
お赤飯でしょうか。
菊花かぶと同様、赤色で邪気を払います。
 
汁物として、はまぐりのお吸い物があります。
はまぐりは二枚貝です。
 
他のはまぐりの片割れとは貝の形が一致しないことから、
一生一人の人と添い遂げられるように
との願いが込められているそうです。
 
紅白かまぼこの赤は魔除けとなり、
白は清浄を表しているとされています。

鯛は、恵比寿様が持っている魚です。
“めでたい”との語呂合わせとしても用いられます。
 
筑前煮には、たけのこやごぼうなどの根菜類が
たくさん入っています。
 
土の中へしっかりと根をはる根菜は、
子孫繁栄と末永い幸せを願った一品です。
 
おせちと共通するものがたくさんありますね。
結婚式でも、新年でも
家族の健康とたくさんの幸せを
願う気持ちは一緒ですよね。
 
結婚式を挙げないというカップルが増えても、
家族親族との食事会をすることは
あるのではないでしょうか。
 
この時期だからこそ、和装や和食で
お祝いの席を囲んでみてください。

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