新年度となって、慌ただしく
半月以上が経ちましたね。
新しい環境に身を置くこととなった方も、
自分なりの生活スタイルが
できあがってくる頃合いではないでしょうか。
何年たってもバタバタしっぱなし…
WEB担当の堤です。
この春、大阪へ引っ越してこられた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
大阪という新天地にて、
新しいスタートを切られた方が
必ず直面することといえば…
その地域ならではの
「方言」との出会い、
ではないでしょうか。
思わず「え、それどういう意味?」と
聞きなおしてしまいそうに
なることもあるでしょうね。
関西弁とまとめられてしまうことが多いのですが、
京都には、京言葉といわれる京都弁があり、
大阪には、大阪弁があります。
もっと深く掘り下げると、
大阪弁には、
河内弁、泉州弁、摂津弁などがあります。
今のおじいちゃん、おばあちゃん世代の会話は、
たまに何を言っているのかわからないこともあります。
大阪の地域ならではというのは、
大阪弁だけではありません!
観光地やご当地グルメも沢山ありますが、
とりわけ結婚の風習の中には
「やってみたい!」と思える素敵なものがあるのです。
それは「とりかわせ扇子」という風習です。
男性が女性宅を訪問し、
お互いに扇子を交換し合うことで
結婚への意思を確かめるというものです。
この風習は、「交換し合う」というところがカギとなっています。
男性が女性の扇子を、女性が男性の扇子を用意するのではなく、
男性は男性用の扇子、女性は女性用の扇子を用意します。
交換の際は、
箱に収めた扇子を奉書紙(ほうしょし)という和紙で包み、
水引をかけます。
水引の上部には「寿」の文字を記し、
下にはご自身の名前を記します。
結納の儀にも用いられる白木台に乗せ、
お互いに交換し合います。
この時に交換する扇子は、
金銀扇子という種類を用いることが一般的とされています。
表面が金色、裏面が銀色となっていて、
男女兼用の長さのものもあれば、
男性用で21cm、女性用では18cmとして
区別されているものもあります。
親骨と呼ばれる部分に、
家紋を入れる場合もあります。
金銀扇子は、結婚式や神前式の際に携帯することができます。
伝統的な和装結婚式を挙げられる方も、
結婚までの儀式に興味がある方も、
とりかわせ扇子を検討してみても
いいのではないでしょうか。
他にも、和装での結婚式の際に手にする
「扇子ブーケ」のパーツとしても活躍します。
金銀扇子の扇面は、紙で作られています。
よって、生花と直接触れ合わせてしまうと
変色や変形をしてしまうかもしれませんので、
間にセロファンを挟むなどの工夫が必要です。
他には、プリザーブドフラワーや造花を用いる方法があります。
ブーケとしての役目を終えたら、
そのままインテリアとして残しておけることが魅力です。
造花は生花よりも軽く、
色や形のバリエーションが沢山あります。
花選びで迷ったら、
季節の花や花言葉から
探してみても良いかもしれません。
今の時期であれば、
赤のガーベラ「燃える神秘の愛」、
ピンクのガーベラ「熱愛」や
赤のチューリップ「愛の告白」、
桃の花「あなたに夢中」などが
着物と金銀扇子の組み合わせに
しっくりハマるブーケを作れそうです。
「とりかわせ扇子」のシーンは、
結婚式の前撮りの中の一枚として撮影しておくと
アルバムにストーリー性が加えられるように思います。
結納の儀や、とりかわせ扇子の儀は
結婚というゴールに向かう過程のワンシーンです。
記念に残ることは間違いないですね。
大阪の中心で
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大阪という地に古くから伝わる結婚風習のシーンを、
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☆大阪ならではの結婚式と儀式はステキです☆
雅な結婚式での風習「とりかわせ扇子」はご存知ですか?
2018年4月23日