こんにちは、Web担当の君塚です。
日本で最初に新婚旅行を行ったのは
坂本龍馬と妻のお龍だと
言われています。
幕末、京都の寺田屋で
幕府の捕り方に襲撃され、
指を負傷した龍馬を治療を兼ねて、
西郷隆盛が薩摩に招待した際に
妻のお龍を伴ったものでした。
しかし、まだ当時は結婚した記念に
旅行に行く風習はなく、
龍馬とお龍も結婚したから
薩摩に行ったわけではないので、
これが日本初の新婚旅行というのは
こじつけのような気もします。
仮に龍馬とお龍が
日本最初の新婚旅行を行ったとしても、
それが一般に普及するのは昭和になってからのことです。
昭和20年代後半から30年代にかけて、
東京から熱海に新婚旅行に行くのが
大流行しました。
日本の新婚旅行はここから始まった
と言ってもいいでしょう。
しかし、東京から近い温泉地は他にもあるのに、
なぜ熱海だったのでしょうか。
それは、1950年頃に当時の国鉄が
長距離電車の先駆けとなる
湘南型電車を運行させたことが
大きかったようです。
湘南型電車が走る沿線の
大きな温泉地といえば熱海だったことから、
熱海が新婚旅行のメッカとなったわけです。
その後、日本の景気がよくなってくると、
今度は宮崎が新婚旅行の
メッカと言われるようになりました。
東京や大阪から
宮崎間を就航する飛行機が増便され、
それこそ猫も杓子も宮崎に
新婚旅行に訪れるようになったのです。
それから1ドル360円だった円が200円台になると、
しだいに海外に新婚旅行に行く人が増えて、
今では新婚旅行と言えば
海外が当たり前になりました。
ところで、そもそも
新婚旅行とは何なのでしょうか。
海外の新婚旅行の歴史をひも解くと、
意外なことがわかってきました。
世界で最初に新婚旅行が
行われるようになったのはイギリスで、
19世紀頃のことでした。
しかし、当時の新婚旅行の目的は
現代とはまるで違うものだったのです。
その頃の新婚旅行は、
結婚式に出席できなかった親戚や
友人を訪ねて結婚の報告をするのが目的
だったというのです。
19世紀といえば、イギリスは
産業革命で沸き立っていたし
蒸気機関車も走るようになって
交通の便もよくなったので、
そういう風習が生まれたのかもしれません。
いずれにしろ、新婚旅行のルーツは
現在とはまったく違うものですが、
だからと言って現代のような
新婚旅行でも何も問題はないでしょう。
要するに、結婚した2人が楽しく
時間を過ごすことができれば、
それでいいのだと思います。
現代では、新婚旅行といえば
ハワイやグアム、サイパン、西海岸、
ヨーロッパなどが主流となっています。
また、ハワイやグアム、サイパン、西海岸などでは、
現地でウェディングを挙げることもできるため、
海外でウェディングを挙げてそのまま
新婚旅行をするプランも多いようです。
ちなみに、新婚旅行という言葉は、
明治22年に井上円了という
仏教哲学者がHoneymoonという言葉を訳して、
東京日日新聞紙上で
発表したのが最初とされています。
しかし、このときは海外の風習として
新婚旅行を紹介しただけで、
日本では大正時代になって
一部の富裕層の間で新婚旅行が行われる程度で、
一般への普及はまだまだでした。
大阪阿部写真館には、
結婚式はしないで写真だけ撮りたい
カップルが
フォトウェディングのために訪れます。
しかし、この中には
新婚旅行に行くカップルもたくさんいます。
フォトウェディングなら
面倒なしきたりに縛られることもなく、
優雅に写真による式を挙げて
海外旅行に出発することができます。
普通に結婚式を挙げると
日取りを選んだり出席者の席順に迷ったり、引き出物をどうしようとか、
煩わしいことがたくさんありますが、
フォトウェディングなら
そのような制約は一切ありません。
日取りを気にすることなく、
いつでも好きな日を選ぶことができるので、
自由気ままにウェディングフォトが撮れるのでおすすめです。