こんにちは、Web担当の君塚です。
普通に結婚式を挙げる人も、
阿部写真館で写真だけの結婚式を挙げる人も、
みんな婚姻届けを出します。
しかし、婚姻届けは
いろんな場所で出せることは、
案外知られていないのではないでしょうか。
通常は、結婚する2人のうちの、
どちらかの結婚前の本籍地や、
新しく届け出た本籍地のほか、
新居の所在地の役所に
提出すれば受理してもらえます。
これだけでも、すでに提出先が
いくつもありますが、
まだこのほかにもあるんです。
最近ではリゾート地のチャペルなどで
挙式するカップルも増えているようですが、
婚姻届けの提出先には
「所在地」も含まれています。
所在地には滞在地も含まれるため、
リゾート地で挙式するなら
そこの役所も提出先の候補となります。
このため、お気に入りのリゾート地で
挙式して最寄りの役所に婚姻届けを
提出してもいいですし、2人が出会った町や
2人の思い出の場所の近くにある役所に
提出することもできます。
最近では海外で挙式する
カップルも多いようですが、
挙式した国で婚姻届けを
提出することも可能です。
しかし、海外挙式での
婚姻届けや結婚証明書は、
日本国内で法的に
認められるものではないため、
日本に帰国後(あるいは海外挙式前)に
日本の役所に婚姻届けを
提出する必要があります。
海外挙式の場合、教会によっては
婚姻届受理証明書や
婚姻届け後の戸籍謄本
などが必要な場合もあります。
また、独身でないと挙式できない教会もあり、
婚姻届けを先に出してしまうと
式を挙げさせてもらえないこともあるため、
事前にチェックしておくことが大切です。
ところで、結婚すると婿入りの場合を除いて、
必ず夫側の姓にしますが、
法的にはどちらの姓にしても
いいことになっています。
このとき、夫側の姓を選べば
夫が新戸籍の筆頭者となり、
妻の姓を選べば妻が筆頭者になります。
ただし、一度決めた姓は
簡単には変更できないので、
どちらの姓にするか家族も交えて
よく話し合って決めるようにしたいものです。
ちなみに、婚姻届けを提出するには
結婚の証人が2人必要となります。
多くの場合、証人は家族や親戚、
友人などになってもらいますが、
家族や親戚に証人になってもらうと、
同じ姓の人が証人になることもあります。
この場合は、同じ姓でも
かまわないのですが、
印鑑はそれぞれ違うものを
押さなければなりません。
婚姻届けを書いたものの、
どこか間違っていないか気になる人も
多いのではないでしょうか。
そんなときは、役所に持っていけば
事前に確認してもらうことができます。
通常は提出時に確認してもらって、
間違いがあればその場で書き直す
ことができるのですが、
時間外に提出する場合など、
その場で修正できないときは、
事前に持って行って間違いないか
確認してもらってから
提出するといいでしょう。
たとえば、元旦に提出したい場合などは
役所が時間外のため、
もし間違いがあると正月明けに
修正した日が受理日となってしまうため、
確実に元旦に受理してもらうためには、
このようにするといいでしょう。
ところで、国際結婚のカップルは
どのようにして婚姻届けを出すのでしょうか。
国際結婚といっても、
片方が日本人の場合もあれば、
日本に住む外国人どうしの結婚もあります。
それぞれの国籍や現住所により、
必要な手続きが変わる場合があるので、
在日大使館や領事館などに
問い合わせたほうが間違いがありません。
ネットにも国際結婚に関する
情報が載っていますが、
国によって事情が違いますので、
あくまでも参考程度に
しておいたほうがよさそうです。
婚姻届けはフォトウェディングを
挙げるカップルにも必要なことなので、
どこで提出するか、いつ提出するかなど、
2人でよく話し合うといいでしょう。
特にどちらの姓にするかは
家族や親戚も含めた問題となるので、
2人だけで勝手に決めると、
あとでトラブルになることも
ありますから注意が必要です。