写真の価値を考えてみる。

2014年7月18日

写真って、いろんな種類があります。
もちろんこれが正解だというものはありません。立ち位置を決め、顔を引き締めて写るような写真がお好きな方もいれば、カメラがあることを意識してないくらい自由に写っている写真がお好きな方もいらっしゃるでしょう。
はたまた綺麗な建物、景色が写っている写真が一番!という意見も多そうですね。

とっても綺麗な夕日

幻想的な夕日

なぜいきなりこんなことを言い出したのかって?(^^;)
というのも、写真って同じもの同じ風景は二度と撮れないのです。どんなプロカメラマンだってそうです。同じ衣装、同じポージングであっても、誰かとあなたの写真は全く別物です。当たり前のことですが、それぞれが価値のある宝物なのです。
写真についてこんなにじっくりと考える機会が今まであったでしょうか?昔の写真を取り出し、ふとこのように思われる時があったかもしれないですね。
有名な写真家さんが撮った風景だとか、そういった箔がついてなくとも、自分たちの写真は宝物なのです。
さらに写真の価値とは、時が経つほどに増していきます。例えば、あなたのお母さんのお母さんのお母さん。ひいおばあさんの幼少期の写真なんかがあったら、ぜひとも見てみたいと思いませんか?
また、見たことがあるという方は今、その写真をイメージされていると思います。それはもう白黒で、表情も不明瞭かもしれません。
そして昔の写真ですし、直立不動でにこりともしていないその姿に、生真面目な印象を受けるでしょう。写真とはそういうものであったのです。
今となれば年季の入った古いものですが、決して捨てることはできないはずです。なぜなら、その1枚をなくしてしまうと、もうひいおばあさんの幼少期を知る手段がなくなるから。それほどに大事なものなのです。


ひいおばあさんの写真でなくとも、それは同じです。
例えばあなたの学生時代の写真。入学や卒業の記念に撮った写真でなくともいいのです。放課後に友達と遊んでいてふざけて撮った変顔の写真なんかも、今見返すと恥ずかしいと思うかもしれません。ですが、それが10年20年経ち、さらにもっと後で見返すとどうでしょう。
とても価値のあるものになります。
それは、その時その人その場所が、二度と撮れないものであるからです。
極端な例を出しましたが、写真として残すということがどれほど大事であるかをお伝えしたいのです。

先ほど、ひいおばあさんの写真が白黒であると書きました。それは古ぼけているかもしれませんが、あなたより長く長く生きている写真です。たった1枚でも歴史を物語りそうなほど、深く味のある写真でしょう。
そんなことからも時代背景が伝わってきて素敵ですよね。
しかし、時の流れで老朽化し、写真としての形を失ってしまえば元も子もありません。紙は脆いものですが、長持ちさせることはできます。
阿部写真館では大切な写真を美しい状態で長持ちさせるために、写真プリントの際にラミネート加工を施します。ラミネート加工された写真は例えコーヒーをこぼしたとしても、拭き取れば元通りです。
せっかく撮った大切な写真ですから、いつまでも美しく残しましょう。

ということで、今回は写真の価値について熱く語ってしまいました。
いい写真をたくさん撮って、大切に残してくださいね。未来のお孫さんたちが、それ以上に大切に思ってくれるはずですよ。

みさき

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